
一度は円満離婚が成立したものの、数ヶ月後に「離婚は不貞が原因だ」として、元妻から500万円もの慰謝料請求が届きました。
肉体関係はないものの、ホテルが満室でやむなく友人女性と同室に宿泊した事実があり、法的に「不貞の推認」を招くリスクがありました。
相手方は一切の譲歩を拒み、控訴・上告も辞さない性格であったため、訴訟の長期化(数年にわたる紛争)が予想される状況でした。
相手方の主張
弁護士の対応: 不貞の事実はないこと、宿泊は展示会先での予期せぬ満室によるやむを得ない事情であったことを詳細に説明し、反論しました。
裁判官は150万円での和解を打診しましたが、相手方は250万円以上を要求。控訴リスクを考え、Gさんの意向を汲んだ調整を行いました。
「判決になれば不貞ありと認定される可能性」と「相手方の性格上の控訴リスク」を考慮し、双方が合意できるギリギリのラインを模索。
(当初の不当な請求500万円から大幅減額)
(控訴・上告リスクを回避し、平穏な生活を確保)
肉体関係がなくても、異性と同室に宿泊した事実は不貞を強く疑わせる(推認させる)強力な材料となります。判決で負けるリスクを冷静に判断し、和解によって金額を抑える選択をしました。
裁判を続ければ判決額は下がる可能性もありましたが、控訴や上告によって紛争がさらに数年続くリスクがありました。Gさんの「早く終わらせたい」という意向を汲み、少しの上乗せで完全な終結を優先しました。
離婚後、元妻から不貞行為を理由に慰謝料を請求され220万円を支払うことで和解した事例 依頼者:夫(慰謝料請求) 大阪市在住 夫:32歳 会社員 妻:30歳 主婦 離婚原因:性格の不一致 子供:0人 財産:無 Gさんは妻と一緒にアメリカで生活していましたが、夫婦関係は冷め切っていました。 しばらくして、仕事の都合で日本に帰国した際に妻から離婚を切り出され一旦は円満離婚しました。 ところが、離婚から数ヶ月経った段階でに急に妻から「離婚は夫の不貞が原因だ」と慰謝料請求が来ました。 実際には不貞の事実はなかったのですが、確かにGさんは妻以外の女性とホテルに宿泊した事実はありました(妻と行く予定だった展示会に急に妻が行かないと言い出したため、展示会に興味のある友人女性を誘ったところ、ホテルの予約がいっぱいで別室が取れなったため、Gさんの部屋を提供)。 Gさんが500万円の慰謝料を拒否したため妻は訴訟提起しました。 不貞の事実は無くても友人の女性との宿泊の事実があるため裁判官は150万円の慰謝料での和解を提案してきましたが、妻は250万円以上を要求して譲りませんでした。妻は性格上、控訴・上告も辞さない性格だとGさんはわかっていたので、Gさんは少し上乗せしてでも早期解決を望みました。弁護士が交渉し220万円で和解しました。

寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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