離婚を拒否する妻と交渉し、受任から約2か月半で協議離婚を成立させた事例
依頼者 夫
夫 30歳 会社員 豊中市在住
妻 28歳 無職 和歌山県在住
離婚原因 モラハラ
きっかけ 妻のモラハラに耐えられなくなった
財産 預貯金
子ども 1人
Aさんの妻Bは、結婚後Aさんに対してモラハラを繰り返しており、Aさんはそれに耐えてきました。
しかし、遂に我慢の限界を超えたため、Aさんは妻Bとの別居・離婚を決意され、妻Bとの離婚協議を当方に依頼されました。
弁護士が妻Bに対して離婚協議を求めたところ、妻Bは「現時点で離婚意思はない。」として離婚を拒否してきました。
ただ、妻Bは、離婚を拒否しつつも「離婚するとしても妻BからAさんに慰謝料は支払わない。財産分与は各自の名義のものを各自が取得する内容なら応じる。」等と主張し、離婚条件について自ら言及してきました。
そのため、妻Bの希望に沿った離婚条件を提示すれば、妻Bが離婚に応じる可能性はあると考えられました。
Aさんとしても早期に離婚が成立するのであれば妻Bに対して慰謝料まで請求する意思はありませんでした。
また、妻B名義の正確な共有財産の金額は不明でしたが、Aさんと妻Bの婚姻期間は短く、Aさんと妻Bの結婚後の収入状況を踏まえると、それほど高額な共有財産を妻Bが保有しているとも考えられませんでした。
そのため、弁護士は、Aさんと相談し、「①財産分与はなし(各自の名義の財産を各自が取得する)。②慰謝料は双方とも支払わない。③Aさんから妻Bに対して養育費を月5万円支払う。」という離婚条件を妻Bに提示して交渉しました。
その結果、妻Bもこの離婚条件に同意したので、最終的に上記①~③の内容で協議離婚を成立させました。
受任から約2か月半で離婚が成立しました。
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寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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